科学の話
日本の最先端科学第一人者である京大の山中教授のNatureへのコメント。
Nature 460, 49-52
Elite and stochastic models for induced pluripotent stem cell generation
Shinya Yamanaka
Induced pluripotent stem cells offer unprecedented potential for disease research, drug screening, toxicology and regenerative medicine. However, the process of reprogramming is inefficient and often incomplete. Here I consider reasons for bottlenecks in induced pluripotent stem cell generation, and propose a model in which most or all cells have the potential to become pluripotent.
上記を一言でいうと、「(ほぼ)すべての細胞は誘発性多能性幹細胞(iPS細胞)になりうる」と述べています。
まず基礎知識として、現在再生医療の切り札となるiPS細胞の研究が盛んのようです(よくわかりませんが)。ただ、現在のところ、特定の細胞からでしかiPS細胞しか作ること出来ないようです。そこで、ここでは、(ほぼ)すべての細胞がiPS細胞になりうることを示唆した論文を発表しました。
ちらっと論文を読んでみると、
・iPS細胞を作るには細胞に遺伝子を導入して作るが、そのすべての細胞がiPSになるわけではない。
・現在iPS細胞を作ることに関し、エリートモデルと確率モデルというものがあり、筆者は確率モデルを支持している。
・エリートモデルとは、「エリート」である特定の細胞しかiPS細胞にしかなりえない。ただ、過去の研究でエリートモデルに否定的な結果が出ている。
・確率モデルとはすべての細胞が、ある確率でiPS細胞になりうる。このモデルに肯定的な結果が数多く報告されている(ここの文章がとても長い)。
・なので、ある確率ですべての細胞がiPS細胞になるのであれば、すべての細胞はiPS細胞になりうることになる。
という、感じです。
この内容がどれだけすごいかといいますと、すべての細胞がもしからしたら今後再生が可能ではないかということです。例えば、今後、トカゲの尻尾の再生ように、遺伝子操作によって、そのようなことができるかもしれないことを示唆しています。
付け加えると、iPS細胞は、受精卵のような全能性(totipotent)ではないので、途中段階の細胞と言えます。さらに研究が進むことが望まれます。
Nature 460, 49-52
Elite and stochastic models for induced pluripotent stem cell generation
Shinya Yamanaka
Induced pluripotent stem cells offer unprecedented potential for disease research, drug screening, toxicology and regenerative medicine. However, the process of reprogramming is inefficient and often incomplete. Here I consider reasons for bottlenecks in induced pluripotent stem cell generation, and propose a model in which most or all cells have the potential to become pluripotent.
上記を一言でいうと、「(ほぼ)すべての細胞は誘発性多能性幹細胞(iPS細胞)になりうる」と述べています。
まず基礎知識として、現在再生医療の切り札となるiPS細胞の研究が盛んのようです(よくわかりませんが)。ただ、現在のところ、特定の細胞からでしかiPS細胞しか作ること出来ないようです。そこで、ここでは、(ほぼ)すべての細胞がiPS細胞になりうることを示唆した論文を発表しました。
ちらっと論文を読んでみると、
・iPS細胞を作るには細胞に遺伝子を導入して作るが、そのすべての細胞がiPSになるわけではない。
・現在iPS細胞を作ることに関し、エリートモデルと確率モデルというものがあり、筆者は確率モデルを支持している。
・エリートモデルとは、「エリート」である特定の細胞しかiPS細胞にしかなりえない。ただ、過去の研究でエリートモデルに否定的な結果が出ている。
・確率モデルとはすべての細胞が、ある確率でiPS細胞になりうる。このモデルに肯定的な結果が数多く報告されている(ここの文章がとても長い)。
・なので、ある確率ですべての細胞がiPS細胞になるのであれば、すべての細胞はiPS細胞になりうることになる。
という、感じです。
この内容がどれだけすごいかといいますと、すべての細胞がもしからしたら今後再生が可能ではないかということです。例えば、今後、トカゲの尻尾の再生ように、遺伝子操作によって、そのようなことができるかもしれないことを示唆しています。
付け加えると、iPS細胞は、受精卵のような全能性(totipotent)ではないので、途中段階の細胞と言えます。さらに研究が進むことが望まれます。
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